みなさんはアメリカの大学野球をご存知でしょうか?
最近では、日本の高校を卒業した後にアメリカの大学で野球を行う選手も増えてきています。
今回はそんなアメリカ大学野球について少しですが紹介したいと思います。

NCAA

NCAA(National Collegiate Athletic Association)は全米大学体育大会のことで、アメリカの大学スポーツを統括する組織です。NCAAは1906年に設立され、現在では約1,100の大学やカレッジが加盟しています。

NCAAは、大学スポーツにおける規則作りや運営、大会の開催などを行っています。大学野球においても、NCAAがDivision I(約310校)、Division II(約280校)、Division III(約400校)の3つのカテゴリーに分けて運営しており、各カテゴリーでリーグ戦やポストシーズンが開催されているのが特徴です。

また、NCAAは大学スポーツにおける選手の資格審査や、違反行為の取り締まりなども行っており、選手たちの健全な競技環境を守る役割も担っています。

Division I

アメリカの大学野球リーグであるNCAAのレベルは非常に高く、多くの有望な野球選手たちが参加しています。特に、Division Iのパワー5カンファレンスと呼ばれるリーグ戦に所属するチームは、野球界で非常に有名であり、高いレベルの競技が展開されています。

パワー5カンファレンスに属するのは下記の5つです。

アトランティック・コースト・カンファレンス
ビッグテンカンファレンス
ビッグ12カンファレンス
パシフィック12カンファレンス
南東部カンファレンス

リーグ最高峰

NCAA Division I
NCAA Division Iは、アメリカの大学野球リーグの最高峰であり、多くの有望な選手たちが参加しています。そのため、NCAA Division Iに所属する選手たちはMLBドラフトで非常に高い指名を受けることがあります。

実際に2021年のMLBドラフトでは、NCAA Division Iの選手が全体1位から9位までを独占しました。NCAA Division Iの実力の高さがうかがえます。2021年のMLBシーズンには、NCAA Division I出身の選手が約77%を占め、選手数は約4,000人にも上っています。

NCAAで活躍した選手たちは、メジャーリーグベースボールのチームから指名を受け、プロ野球選手として活躍できる可能性が高いことが分かるでしょう。多くの有名なプロ野球選手たちがNCAAで活躍した後、メジャーリーグベースボールで輝かしいキャリアを築いています。

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